将棋を考える時、どう考えるかというと、「広く、深く、相手からも」考える。
これが、なかなかできない。なかなかできないが、これが、大切です。
これができるようになれば、強くなっていきます。
指導時に、その場に合った指摘をすることです。
繰り返し、繰り返し、身につくまで指摘します。
将棋で大切なことは、①考える力、②知識、③実戦です。
①を詰将棋や対局で、②を手筋や、戦法、囲い、囲いの崩し方、次の一手などを考えることで、③を対局と自分の心理状態を見つめる等で、高めます。
この①、②、③の力が高まると、将棋の棋力もアップします。
達人とは、どんな人でしょう。
木をみること、森をみること、この両方をみることができる人を達人と呼ぶと私は思います。
すなわち、部分でみる、全体でみる、のどちらもできるようにトレーニングすることです。
この方法は、いろんなところで役立ちます。
もちろん、将棋上達にも役立ちます。
すなわち、個別に手を読む力、大局観、形勢判断力、流れで考える、そういうことを総合的にできるとグンと強くなります。